米津さんの新しいアルバム、ゆっくり歌詞カードを見ながら聴きたくて、少しずつ聴いていた。
久しぶりに音楽を、というかCDを聴いた。一曲一曲と向き合って、歌詞を目で追っていくあの感じ。以前はコンポやポータブルCDプレイヤーがあって、音楽だけを楽しむことがあったけれど、今はそんな時間もないなと感じた。
サブスクは便利だし、作業用として流しておくのも好きだ。でも今回みたいに聴いたらCDいいなあと思った。全部は持っていないけど米津さんのCDは買っていて、でも一度開いたら埃を被らないようにしまっている。もったいないと思いつつ、わたしにはうまくディスプレイすることもできないので、掃除の際に取り出して眺めることがあるくらいなんだよな。
現在CDを聴けるのはMacBookだけなので、Apple Musicに取り込んだ曲をiPhoneに入れるのがいちばん聴きやすい。難点は結局ながら聴きになることか。iPhoneはできることがたくさんあるから。
そこで、仕舞い込んでいたiPodの出番だ。正方形の小さい、音楽だけを楽しめる機器。ラジオも聞けるけど。
学生の頃はこの小さな音楽プレイヤーが大活躍だった。iTunesを同期するとiPodの曲が消えてしまうから、調べて慎重に新しい曲を追加していく。昔好きだった、今はCDを持っていない音楽がたくさん入っているから、充電して数年越しに聴いた曲にえもいわれぬ気持ちになった。
あれ?えもいわれぬからエモいってきてるの?ふと思う。
新しい音楽を取り込んでいくのも、昔好きで聴いていた音楽を再び取り入れていくのも、感性を磨いてくれる。
まあ色々書いたけど、音楽をゆっくり楽しむ暮らしっていいよねってことだ。