日々の暮らし

朝に間に合わない日

最近の朝は少し肌寒いときもあって、布団から出るのに少し勇気がいる。
アラームの音にはしっかり気づくし、目は覚めているのにどうしてか布団から出られない日が続いている。あーあ、と毎日のように思う。

やりたいこと(TOBE)や、やるべきこと(TODO)が明確じゃないのがダメなのかもしれない。やっぱり前日にノートに書き出そうか?

TOBEを先に書く方が多分いいのはわかるけれど、それって本当にやりたいこと?やらなきゃって思ってるだけなのかも?と自問自答を繰り返して、TODOすら思い浮かばない日がある。

先日押入れの収納を見直した。
いちばん大きな押入れに、今まで取り出しづらかった本やプリンターを持ってきたことで利便性は格段によくなった。
突っ張り棒を使い服をかけていたけれど、天袋に引っ掛ければよかったのだと今更気づき(かけてみたらいい感じだったことに気づき)、もったいないことをしてしまったかなと少し落ち込んだ。
大部分の服を別の収納場所へ移したことで、より突っ張り棒の必要性が見出せなくなりますます落ち込むも、苦労して取り付けたことを思うと外すのも癪なので、そのままにする。

本へのアクセスがよくなったことで、お気に入りの小説をまた読もうかという気になっている。

迷ったら本屋大賞を買っておけばいいかという理由で、『カフネ』を半年くらい前に購入していた。成瀬のときもそうだったけれど、本を読みたいという気持ちがあってもなかなか読み始められないので、収納の奥へずっとしまい込んでいた。
それを9月の後半頃に突如読み始めたら、読書欲が湧いてきた。

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「……わかります。こんなんじゃだめだってわかっているのに、どうにかしなくちゃって思ってるのに、どんどんだめになって」

「私もそう。朝起きてから夜に意識をなくすまで、一瞬も休むことなく自分が情けなくて苦しかった。眠ろうとするとすごく怖くなって、叫び出したくなったり」

ーー『カフネ』阿部暁子(ポプラ社)より引用

わたしは102ページのこのやり取りで胸がぎゅっとなって息が苦しくなったので、ノートに書き写しておいた。印象に残った一文を書いておいて、あとから何気なく見返すのって、はじめてやったわけじゃないけどなんだかいいなと思う。

読書欲が湧いてきたとはいっても、今積んでいる本は実用書?参考書?のようなものが多く、気分としては物語が読みたいので、がんばって図書館まで足を運ぶか迷っている。近くはないし、外に出たくない。でも本は読みたい。そんな気持ちでいるから朝起きられないのかも。

今日は行かなくても、また行ける日が来るといいな。
楽しみがあると朝の目覚めもすっきりしそうだから。

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はちす
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